2006-07-21

忘れもしない手術の日


かれこれ10年くらい前になるでしょうか、一週間ほど入院をしたことがあります。胆石で石が細かくたくさんできていたため胆のうそのものを取り除く手術を受けることになりました。内視鏡でチャッと取ってしまうのでそんなにたいした手術ではないのですがやはり全身麻酔されます。その麻酔が脊椎にうつのでとてもいたいためまず部分麻酔されます。この麻酔のときにベッドに正座をして先生を待っていると看護婦さんが主術服の着方が違うと言う、作務衣のように着ればいいのに主術の時の医師たちが後ろで結ぶ服を着ているのをテレビなんかで見ていたため無理矢理前後反対に着ていた。さて最初の麻酔、これでフワァットした気分になっていく。移動用ベッドにのせられる頃にはもう意識はない。が、このベッドに乗ってから手術室まで行く間、私は付き添いの母に向かって大きな声で“おか〜さん!あそこのラーメンうまいっちゃんね〜!”“あそこのスーパーの野菜は古かろーが〜!”など食べ物の話を延々しながら手術にのぞんだそうで母は恥ずかしくてたまらなかったそうです。手術って前の日から絶食させられるからおなかがぺこぺこでたまらなかったんだろうと思いますが私はいっさい覚えていない。手術が終わってすぐ先生に起こされる、手術台の上のライトを浴びながらここは一発先生ありがとうとか言おうと思うんだけど話そうとしたら麻酔が聞いてて口が思うように動かない。お尻を触ると厚紙で栓がしてある!けっこう踏んだりけったりの主術。病気はあんまりしたくないです。

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