2008-09-25

久しぶりに来た同級生


今日、小学校の同級生が妹さんを伴ってお店にやって来た。
別の友だちから、彼が冬に倒れて入院したのは聞いてた。
去年の12月に彼はいわゆる脳梗塞ってヤツで倒れた。

すごくよく呑む人だったし、
ヘビースモーカーだった。
あまリ、言うことを聞かなくなった右手をかばうようにして慣れない左手でパスタを食べてた。
歩くのも片一方の身体を引きずるかのよう…

一人暮らしで近所に住む同い年の彼は
好きなだけ毎日お酒飲んで
たっくさん煙草すってたんだろうなぁ〜

なってしまってからの、思い当たる節もある。
思ってもいないのにとんでもないことが起きることだってある。
人の人生なんて解らないものだ。

“保険とか入っとったん?”
と、きく私に
“職場で倒れたけんね、
 いらんごと保険が利いたけんね、
あん時に、死んどきゃよかったんよ。”

……



への字眉で苦笑して何も言えない傍らの妹。

”なん言いようとよ、周りの身にもなってよ。
今、ここにおってくれるだけで嬉しいんやけん。”

確かに、彼がどんなに苦しんでいるのかは
私には、解らない。
ただ、彼が倒れたとき、
その後、病院に駆けつけたであろう身辺の人たち
その身辺の人たちに付随する周りのたくさんの人たちがいることを
忘れないでほしい。

あと一ヶ月、リハビリセンターで入院の彼。

“ここに来れるだけ上等タイ、また来てね。
それよりも、以前よりすごく穏やかな顔になっとうよ、あんた”
そういって送り出したら
妹さんが
“ここに来たらなんだか元気が出た。”
と言って帰っていった。

なってしまった人間も大変だがその周りの人間も大変。
ただ、だからって死んでしまおうと思ったり
そのまわりの人も巻き込むのは辛い。
お母さん、ダメだよ自分の子供殺めちゃ〜
近くの街でそういうことがあると泣きたくなるような気持ちだった、ここ最近。

生きていくって大変だけど
でも、楽しくって
その楽しみは自分で見つけていくしか無いんだよね。