2008-02-10

田舎暮らしの心得


私が田舎暮らしを決心した事の大きな理由のひとつに、PCの普及がある。

なかなか使いこなせていなかったがご近所のやさしいご夫婦のおかげでビールでMacをゲットした。
いつも使うたんびに感謝の思いでいっぱい。

やはり田舎にいると情報から取り残されてしまいそうな気がする。
だから、若い頃あんなに毎晩毎晩 出かけ回ったんだと思う。いろんな人に会いたくて、いろんな話が聴きたくて。

私の田舎暮らしにそっと背中を押してくれた一冊の本がある。
もう、本の題名も作者の名前も忘れてしまった。
ただ、その本のなかに書いてあった内容だけが私の心のなかに深く残っている。
その内容はこんな感じ。

作者はイギリスの田舎でたくさんの緑にかこまれてご主人とともに暮らしている。
イメージ的には映画“八月の鯨”みたいな感じ。
二人はともに文学者。
ともにいろんな場所で生きてきて、
人生の残された時間を田舎で過ごす。
月日は流れ、ご主人に先立たれ、彼女は自分ももうそろそろかなと思う。
世界中の彼女の事を理解してくれる友人に彼女はメールを出す。
『そろそろ、この世ともお別れのようです。今日から食事をするのをやめます。』
そして彼女は納得して静かに亡くなっていく。

ここでメールをもらった友人たちも納得する。
メールを送った方ももらった方もジタバタしてない。とても冷静。
こんな最期がいいなと憧れた。
田舎暮らしは怖くないなと思った。


最近、メールでよく泣く。
書いて泣いていたり。よんで泣いていたり。

紙に書く文化から発展していい部分もよくない部分もある。

ただ、時代は進んでいるのだから多いに利用すればいいんだと思う。素直に。

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