2024-10-02

熊野への旅 玉置神社

 

二日目も早朝からの行動。いざ玉置神社へ。

朝9時から開くIru-Cafeさんを待ってられず、私たちは旅立ちました。

玉置神社への途中、Tちゃんがお水を汲むところがあるはず!と情報。

あったあった。巨大な岩の元の岩清水。みんなで汲んできました。


玉置神社への山道は車が一台やっと走れるくらい。

早朝だから車はそれほど走ってないけれど、それでもドライバーは大変だろう。

登って登って、やっとついた玉置神社の入り口。見渡す限りのパノラマ。


そしてこの神社なんと世界遺産。知らんかったわ〜

そしてでかい!古い!


車から降りると気温が15度、もう、持ってきていた服を全部着てみた。寒い!


そしてこの鳥居からひたすら登るのです。

小高くそびえる木々としっとりとした苔の中。登る登る。



やっと社務所前に。


社務所の奥には旅の前日に安寸男さんから教えてもらった
日本最古といわれるお稲荷さんへもお参り。
こっそり狐の通り道も覗いてきたよ。


そして、熊野の友人からも強くいわれていた頂上の玉石社まで、
かなりハードな山登り。



ちゃんと頂上まで行ってきたよ。
素晴らしいところだった。
ここには最強の魔除のお札があるらしく、それぞれ手に入れました。
山のパワーってすごいね。






2024-09-28

熊野への旅 熊野大社〜

 



高野山を後に、車を走らせ熊野大社へ。八咫烏にお出迎えされました。


大社に登っていく階段は157段。しっかり数えながら登って行きました。

時々雨がそぼふる中、この大社の境内はなんだか蒸し暑かった。

その後、日本最大と言われている大きな鳥居を目指して歩く。


この鳥居の近くに元々の熊野大社の跡地があり、お社はもう残ってないんだけど、

そちらの方が、そうだなとなんだか頷けました。


このお社からすぐの所に、広大な川があってS江曰く「三途の川みたいなのよ〜」

と、行ってみると確かに三途の川のようでした。

向こうとこっちで現世とあの世みたいな。三途の”川”ってよく言ったもんだな。

充分に熊野大社を楽しんで、次なる目的地は友人が営むIru-cafeへ。


本日泊まるお宿に荷物を置いて、着いた着いた。

以前は近所に住んでいた友人。よくぞこんな場所でカフェして生活しているもんだ!

庭にはコッコちゃんもいたよ。あぁ逞しい!


夜のシンギングボウルのライブの前に早めの夕ご飯をいただく。

店内はその日イベントも兼ねていて、ごった返している。商売繁盛いいことね〜


ご飯の後は、一度宿に戻ってからのシンギングボウルのライブ体験。


今回は雨降りだったので、近所の学校の体育館内で。

満天の星空を拝むことはできなかったけれど、これはこれで夏休みの体験学習みたいで楽しかった。それにこのライブをきっかけに熊野行きが決まったんだからね。

今朝が早かったのと、船の揺れがまぁまぁあったから、ストンと眠れた。

さぁ明日も早起きして、行ける人しか行けないと聞く玉置神社へだ。




熊野への旅 高野山〜


 旅のきっかけは3月に熊野でカフェを営んでいる友人がお母様の納骨の途中に、うちの店に寄ったことからだった。

その時に熊野の友人がお呼びしたシンギングボウル奏者の方が、秋分の日には熊野の満天の星空のもとでシンギングボウル鳴らすんです。

それを聞いて、つい「私も行こうかな」と、言ったら、高校の同級生S江夫婦が「私たちも行く、一緒に行こう」と提案してくれてこの旅が決まった。

いくと決まってから旅程が9月の連休にしっかり跨っていることを知り、どうしたもんかなとすこし及び腰になったけど、結局行ってよかった。

9月21日土曜日、S江夫妻が友人のTちゃんと私を私の那珂川の実家でピックアップ。

車で門司港へ。今回のフェリーは名門フェリー。日本海側を台風が接近しているせいかすこし船が揺れる。


学校給食のようなビュッフェさいこ〜!生ビールさいこ〜!
明日は5時半到着、もうすぐ寝る!

そして目指すは高野山。
なんと7時半に到着。小雨も降っているせいか人もまばら。


金剛力士像がならぶ楼門。ここから高野山が始まる。
まずは奥の院の参道が始まるところまで車でビューンといく。



S江のご主人Oさんが「車止めておくから先に行ってて〜」
と、なんという配慮。
私たちはゆっくりと山道を歩く。


高い木々と苔に包まれた長い長い山道は、歴史の人物や著名な方が其処ここに祀ってある。
そしてついに御廟橋を渡って弘法大使の御廟へ。


その後、襖絵が素晴らしい金剛峯寺や壇上伽藍へ

ここまで見てまだ10時過ぎ。しかし早朝から動き回っているのでお腹はペコペコ。
S江が「カレーと胡麻豆腐、どっちがいい?」の質問に、
「胡麻豆腐!」と答えると、私たちを金剛峯寺で下ろした後に、ご主人のOさんが胡麻豆腐屋さんの整理券を取ってきてくれていた。
これまたなんという配慮!こんな気の利く殿方、今まで出会ったことないわ!
壇上伽藍の外にはOさんが車でお迎えに来てくれていて、私たちはごま豆腐屋さんの駐車場へ。
すでに行列ができている。
しかし整理券ナンバー1番んの私たちは、さして待つこともなく美味しいゴマ豆腐のランチにありつけたのでした。

お腹が満たされると、車は次の目的地 熊野大社へ向かいます。

こじんまりとして凛とした空気が流れる高野山。
ワサワサした京都よりこっちの方が落ち着くな、きっと空海もそう思ったに違いない。
なんてことを勝手に想像した私でした。









2023-10-26

竹富島へ



 久しぶりの飛行機を使っての旅行。胸が躍る。

満席の機内、飛行機はバスが飛んでいるようなピーチ。

いいえ目的地に着けるのです。文句言いません。飛び立ったら寝るのです。

すっかり熟睡していたら、わたしの膝の上に何かが落ちてきた。感触は実がしっかり詰まったみかんのような感じ。

目を開けてみると、隣の席の寝むりこけた小学生の腕だった。狭いもんね。そのままにしておいた。

石垣島からフェリーに乗って竹富島へ。

島の港では宿のご主人が車で迎えにきてくれている。

今回の目的はこの宿。「ちいさな島宿cago」


珊瑚の塀を抜けて入るとエントランスはテラス。

チェックインして部屋に案内してもらう。
一人旅には十分なスペース。


まずは、乾いたのどをオリオンビールでうるおして、西桟橋までお散歩。
道はどこも、珊瑚でできた塀が張り巡らされ、砕けた珊瑚の道が続く。
来たばっかりの時点では、どこの道もおんなじに見えて
迷いそう、と思った。


西桟橋がある海岸に着くと、南国の木々が鬱蒼としている。

田中一村の世界だ。アダンの海辺。初めて見た。

西桟橋から宿へ戻ろうとしたら、
隣のビラに宿泊のM子さんに話しかけられ、
しばし二人で海を見ながら談笑。
海の水は遠くまで透けて見えて、全く磯臭くない。
そして波がとっても穏やかだ。
さぁ、宿に戻って夕食だ。


前菜、M子さんとテーブル挟んで乾杯。
初めてあった人との夕食。
でも楽しい。大人な気分。

          沖縄づくしのごちそう







素敵に盛られたゴーヤチャンプル








アグー豚の酢豚。パイナップルが美味しかった。






食事の後、宿の女将とM子さんと、暗くなった珊瑚の道を、西桟橋までお散歩した。

この日は残念ながらくもりで星はわずかしか見えない。

三人で桟橋に寝転んで、空を眺めた。すると、そこでいつもは見ないものを見た。

つい嬉しくなって、ほろ酔いだった私は、大きな声で最近作った童話をお二人に読み聞かせした。二人に聞かせると同時に天に奉納したような気分になった。

ぐっすりと眠れた朝は、いつもより早く5時に目が覚めた。

部屋でごろごろしているのはもったいないと思って、真っ暗な道を歩いて西桟橋へ。

それから朝のご飯。いつもインスタで見ていたあのヨーグルトパフェ。

ヨーグルトパフェの前に、まずスムージが出てくる。
             

スキレットで焼いた卵とソーセージ。

ご主人が焼いたパンも美味しかった。

さめるといけないからと、そっとスキレットにカワイイカバーをしてくれる女将。

昨夜の夕食といい、朝ごはんの手順と言い、憎いくらいのタイミングで食事が出てくる。

聞けばフランス人のお客さんが多いんだって。

そりゃ、このホスピタリティにはグッとくるだろう。


チェックアウト前のM子さん、いい出会いをありがとう。







午後から女将と一緒にお出かけすることにして、わたしはレンタサイクルして島を回ることに。

なごみの塔から島をぐるっと見渡して、お出かけ。


西桟橋から、反時計回りにコンドイ浜に星砂のカイジ浜。歳を忘れてペダルをこぎまくった。


これはデイゴの木かな?

シナモンの香りのする島唐辛子の香り、パパイヤや月桃など普段見かけない植物が満載で歩いているだけで楽しい。






カイジ浜で、老眼かけて星砂を探したが見つけきらんかった。

てか、海岸で老眼かけている自分が情けなかった。







朝のお散歩中の水牛ちゃん。呼んだらこっち向いてくれた。

午後からは車轢いてたよ。






午後からは、女将がどうしても連れて行きたいの。

と「パラダイス」というカフェに連れて行ってくれた。

ご夫婦が十年かけてこのガーデンカフェを作ったんだって。いやまさにパラダイス!








わたしの顔もニンマリパラダイス〜

ドリンクやフードを入り口にあるテイクアウト専門店みたいなところで買ってから中で座ってお茶するお店。

なんか、昔のサンセット思い出した。こんな空気流れていたよな。





島散策の途中、女将が無造作に生えている葉っぱをむしりだす。

「あとで食べようね〜」って。庭からハーブを摘んでくるわたし以上の食材収穫にグッときた。





五香屋さんという窯に寄り、








夕食の前に、もう一回自転車で一走り。

途中で水牛に出くわして、

怖くなって未来少年コナン並みに自転車をぶっ飛ばした。

自転車っていいね。





昼ごはんも忘れて一日遊んでいたわたしを気遣って、ビールのおつまみを女将が出してくれた。





さっき摘んでた葉っぱもソテーにして登場。

少し粘り気のある葉っぱ。名前忘れた・・・






 

この夜は、宿泊客がわたしだけだったので、

宿のご夫婦と一緒に夕食、トルティーヤ。






メインは優しい味のポトフ。

宿のご夫婦の人柄が形になった宿だなと思った。

やっぱり飲食店でも、こんな宿でもやってる

”人”の人柄なんですよね。つくづく。



夕食の後は、また西桟橋へお散歩。西桟橋へ何回行っただろう・・・

この島一番のとっておきの場所だもんな。

夜道の散歩から帰ってきたら、もう一杯。


きゅっとシークワーサーを絞って泡盛。
でてくる器も、毎回素敵なのです。

さ、明日でこの度はもう終わっちゃうよ。






ずっと曇り空だった空は、三日目にしてやっと晴れた。

その上、朝の散歩では虹まで出てくれて。感無量。



昨日はバナナのスムージー、今朝はイチゴのスムージ。







マシュルームのオムレツ。

コーヒーも美味しかった。







朝ごはん済ませて、コーヒー飲みながら空を見上げたら、

もう一回虹が出た!









宿の本棚には、わたしの本も置いてくれている。

ありがとうございます。







帰りのフェリー乗り場まで、宿のご夫婦が見送りにきてくれた。

ほんの二泊三日の旅だったけど、とても充実していました。

たくさん自転車で走り回ったけど、全然疲れなかった。


竹富島は船が着いたところから、別世界は始まっていた。

どこの家も鍵なんかなくって、珊瑚の塀に棒を一本斜めに立てておくだけ。

どこの国にもこんな治安の良さはないだろう。

毎朝、家の前の道を掃き清める島の人々。みんなで島を守っているんだなぁ

どの家も同じ形の赤い屋根の一階建。どこもかしこも珊瑚の塀。

それらに覆いかぶさるような南国の木々や植物。

統一感がある村や町は美しいね。

珊瑚の塀は強い風が吹いても風を少し逃すから倒れないんだって。

美しい島だった。

また行こう。一人で。