旅のきっかけは3月に熊野でカフェを営んでいる友人がお母様の納骨の途中に、うちの店に寄ったことからだった。
その時に熊野の友人がお呼びしたシンギングボウル奏者の方が、秋分の日には熊野の満天の星空のもとでシンギングボウル鳴らすんです。
それを聞いて、つい「私も行こうかな」と、言ったら、高校の同級生S江夫婦が「私たちも行く、一緒に行こう」と提案してくれてこの旅が決まった。
いくと決まってから旅程が9月の連休にしっかり跨っていることを知り、どうしたもんかなとすこし及び腰になったけど、結局行ってよかった。
9月21日土曜日、S江夫妻が友人のTちゃんと私を私の那珂川の実家でピックアップ。
車で門司港へ。今回のフェリーは名門フェリー。日本海側を台風が接近しているせいかすこし船が揺れる。
学校給食のようなビュッフェさいこ〜!生ビールさいこ〜!
明日は5時半到着、もうすぐ寝る!
そして目指すは高野山。
なんと7時半に到着。小雨も降っているせいか人もまばら。
まずは奥の院の参道が始まるところまで車でビューンといく。
S江のご主人Oさんが「車止めておくから先に行ってて〜」
と、なんという配慮。
私たちはゆっくりと山道を歩く。
そしてついに御廟橋を渡って弘法大使の御廟へ。
S江が「カレーと胡麻豆腐、どっちがいい?」の質問に、
「胡麻豆腐!」と答えると、私たちを金剛峯寺で下ろした後に、ご主人のOさんが胡麻豆腐屋さんの整理券を取ってきてくれていた。
これまたなんという配慮!こんな気の利く殿方、今まで出会ったことないわ!
壇上伽藍の外にはOさんが車でお迎えに来てくれていて、私たちはごま豆腐屋さんの駐車場へ。
すでに行列ができている。
しかし整理券ナンバー1番んの私たちは、さして待つこともなく美味しいゴマ豆腐のランチにありつけたのでした。
こじんまりとして凛とした空気が流れる高野山。
ワサワサした京都よりこっちの方が落ち着くな、きっと空海もそう思ったに違いない。
なんてことを勝手に想像した私でした。
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