2024-09-28

熊野への旅 熊野大社〜

 



高野山を後に、車を走らせ熊野大社へ。八咫烏にお出迎えされました。


大社に登っていく階段は157段。しっかり数えながら登って行きました。

時々雨がそぼふる中、この大社の境内はなんだか蒸し暑かった。

その後、日本最大と言われている大きな鳥居を目指して歩く。


この鳥居の近くに元々の熊野大社の跡地があり、お社はもう残ってないんだけど、

そちらの方が、そうだなとなんだか頷けました。


このお社からすぐの所に、広大な川があってS江曰く「三途の川みたいなのよ〜」

と、行ってみると確かに三途の川のようでした。

向こうとこっちで現世とあの世みたいな。三途の”川”ってよく言ったもんだな。

充分に熊野大社を楽しんで、次なる目的地は友人が営むIru-cafeへ。


本日泊まるお宿に荷物を置いて、着いた着いた。

以前は近所に住んでいた友人。よくぞこんな場所でカフェして生活しているもんだ!

庭にはコッコちゃんもいたよ。あぁ逞しい!


夜のシンギングボウルのライブの前に早めの夕ご飯をいただく。

店内はその日イベントも兼ねていて、ごった返している。商売繁盛いいことね〜


ご飯の後は、一度宿に戻ってからのシンギングボウルのライブ体験。


今回は雨降りだったので、近所の学校の体育館内で。

満天の星空を拝むことはできなかったけれど、これはこれで夏休みの体験学習みたいで楽しかった。それにこのライブをきっかけに熊野行きが決まったんだからね。

今朝が早かったのと、船の揺れがまぁまぁあったから、ストンと眠れた。

さぁ明日も早起きして、行ける人しか行けないと聞く玉置神社へだ。




熊野への旅 高野山〜


 旅のきっかけは3月に熊野でカフェを営んでいる友人がお母様の納骨の途中に、うちの店に寄ったことからだった。

その時に熊野の友人がお呼びしたシンギングボウル奏者の方が、秋分の日には熊野の満天の星空のもとでシンギングボウル鳴らすんです。

それを聞いて、つい「私も行こうかな」と、言ったら、高校の同級生S江夫婦が「私たちも行く、一緒に行こう」と提案してくれてこの旅が決まった。

いくと決まってから旅程が9月の連休にしっかり跨っていることを知り、どうしたもんかなとすこし及び腰になったけど、結局行ってよかった。

9月21日土曜日、S江夫妻が友人のTちゃんと私を私の那珂川の実家でピックアップ。

車で門司港へ。今回のフェリーは名門フェリー。日本海側を台風が接近しているせいかすこし船が揺れる。


学校給食のようなビュッフェさいこ〜!生ビールさいこ〜!
明日は5時半到着、もうすぐ寝る!

そして目指すは高野山。
なんと7時半に到着。小雨も降っているせいか人もまばら。


金剛力士像がならぶ楼門。ここから高野山が始まる。
まずは奥の院の参道が始まるところまで車でビューンといく。



S江のご主人Oさんが「車止めておくから先に行ってて〜」
と、なんという配慮。
私たちはゆっくりと山道を歩く。


高い木々と苔に包まれた長い長い山道は、歴史の人物や著名な方が其処ここに祀ってある。
そしてついに御廟橋を渡って弘法大使の御廟へ。


その後、襖絵が素晴らしい金剛峯寺や壇上伽藍へ

ここまで見てまだ10時過ぎ。しかし早朝から動き回っているのでお腹はペコペコ。
S江が「カレーと胡麻豆腐、どっちがいい?」の質問に、
「胡麻豆腐!」と答えると、私たちを金剛峯寺で下ろした後に、ご主人のOさんが胡麻豆腐屋さんの整理券を取ってきてくれていた。
これまたなんという配慮!こんな気の利く殿方、今まで出会ったことないわ!
壇上伽藍の外にはOさんが車でお迎えに来てくれていて、私たちはごま豆腐屋さんの駐車場へ。
すでに行列ができている。
しかし整理券ナンバー1番んの私たちは、さして待つこともなく美味しいゴマ豆腐のランチにありつけたのでした。

お腹が満たされると、車は次の目的地 熊野大社へ向かいます。

こじんまりとして凛とした空気が流れる高野山。
ワサワサした京都よりこっちの方が落ち着くな、きっと空海もそう思ったに違いない。
なんてことを勝手に想像した私でした。