2011-12-23
吉方とりって
昨日のお店の日記のFBのコメントで
『吉方とりって何ですか?』と聞かれたので
詳しく説明しましょう〜
吉方とりは、
その人にとってのいい方角に
その人にとってのいいタイミングでお参りすると
チャンスを的確につかまえられる
『恵方参り』のことです。
では、
ひとつの詳しい文献から
(村山幸徳 著 『展望と開運2011』『展望と開運2012』より)
恵方には一年の徳がいるという。
正しくは『歳徳』(としとく)と呼んで、その年の十干が恵方となる。
今年の辛は西にいる。陰の十干だから自分の位を次に譲って自分は隠れる。
このため恵方は南となる。正確にいえば南三十度を十度ずつ三等分し、その
最も東よりの十度が丙で恵方はここにある。丙は十二支の巳と午の間に位置
することから、古来『巳午』(みうま)と呼んでいた。
もともと恵方とは、新年の初参りのことで、『恵方参り』がそのうち「初
参り』になったらしい。『初参り』を近所の氏神さまとしたのは割合新しい。
どうやら江戸時代になってからのことだ。昭和に入ってこの傾向に拍車がか
かり、戦後、団塊世代が青年の頃の昭和四十年代に『初参り』が風物詩にな
ってくる。
しかし本来の『初参り』は立春をこえてからお参りに行くことが正しい。
自宅から行くなら自宅から巳午の方向、社員がまとまって『初参り』に行く
ならば会社から巳午の方向にある神社仏閣へお参りに行く。この時、キリス
ト教の教会やその他の礼拝施設など、どんな宗教施設でもいい。ただし、お
稲荷さんとお墓や忠魂碑などは除く。天地の間で生命が行き来するような場
所が望ましい。
恵方参りは、同じ礼拝の施設へ夏至と冬至の頃にもう一度お参りに行きた
い。それを『追い参り』というが、宗教的には意味がなくとも自分の生活上
ではかなり意味があり、その半年で人生が動いたことを自覚して、うごきの
中から自分を認めることができるから、その意味でも『恵方参り』はしてみ
たい。
恵方はその年の『知恵』と『チャンス』を与えるから、それをもって歳徳
という。人生は流動している。流れているからこそ拡大する。うごきの中で
チャンスをつかまえるのは難しい。チャンスを的確に知って、一瞬のチャン
スに乗る。この決断と行動力が人生を開くこつとなる。チャンスとの出会い
は驚くほど短いから、乗る決断は早く、勇気を持って乗り込むためにも恵方
参りは欠かせない。
祈りの方式は古式にのっとって行いたい。どちらの手が天をさしてもいい、
もう一方は地を指差して、背筋を伸ばして天地の間に自分をたてよう。天•
人•地が一線にならべば恵方参りが実現する。その時、天から雷撃が全身を
貫いて、地へエネルギーを放出させる。天の気が自分の気の中で一体化して
紫雲となり、龍が天から降りて地へと走り抜けるように、わたしの身体を気
が貫通する。
『恵方参り』の最中は何を考えよう。天とは神仏のおわすところ、自分を生
かしてくれる大いなる生命に思いをこらそう。地とは自分を育ててくれた両
親や先祖、母なる大地のおわすところ。そして人とは自分や友人たち。それ
らが自分を中心にして一線にならぶ。そうした念を頭にだこう。
で、来年のことも気になりますよね〜
2012年の恵方は北
来年の『壬』は北に位置する。正確にいえば北三十度を十度ずつ三等分し、
そのもっとも西よりの十度が『壬』で恵方はそこにかかる。『壬』は十二
支の亥と子の間に位置することから、古来ここを『亥子』(いね)と呼ぶ
習わしだった。
てなかんじです。
ぜひみなさんも『恵方参り』に行かれてください。
みんなでチャンスをつかんで、どんどん素敵な世の中にしていきましょう〜♪
写真は仲良しのポニーのマコちゃん
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