2010-02-26
morte
昨日、友人のお兄さんが亡くなり
あぁ、わたしも、もし兄弟が、今亡くなったらどんなだろう
そう思うと、彼女の気持ちはいかほどかと辛くなりました。
彼女の口からぽろっと『うちには子供もいないし、できれば私は主人より先に死にたい』と
生きていく中で誰もが避けられない死。
小さい頃は死ぬのがすごく怖かったけど、今はそうでもない。
人より早くに亡くなったほうが、たくさんの人に見送ってもらえていいのかも?
何ぞと考えてみたりもする。
だって今現在ひとりで暮らしてて
このまま、おばあさんになって、ひとりでひっそり亡くなってたりなんかして
誰にも気づいてももらえないほうが寂しい。
どんな風に私は死んでいくんだろう。
私の理想的な死に方は
もうだいぶ前に読んだイギリス人作家の女性の亡くなり方。
名前憶えとけばよかった…
夫を先に見送ったイギリスの田舎に住む老婦人は、ある日世界中の大切な家族や友人にEメールや手紙を送る。
しっかりと人生を楽しんだ彼女はそのことを友人に伝え
心配しないで大丈夫なことを丁寧に伝え
そろそろのような気がするので明日から食事をとらないことを伝える。
そして彼女はゆっくりと何日かかけて亡くなっていく。
こんな美しい死に方ができるように
まずは、これからの人生よね。
2010-02-15
赤いスイトピー
はぁるいろの汽車にぃ乗ぉ〜〜てぇ〜海に〜つれていって〜♪
あぁ、数日前からなんだかこの曲が頭から離れんとです。
いい曲ね、高校時代にはやった…
日曜日の朝、この曲を口ずさみながら、なぜか今日はここなのよねと
最近ご無沙汰の”一番田舎”(いちばんでんしゃと読むのです、産地直売所ね)へ行けば、
ほら、待ってる私のことを、赤いスイトピーが。
ピンクや黄色のスイトピーはよくあるけど赤って意外に売ってないのよね。
こんな冴えさえの日は、一日中調子がいい。
なんと関東の方から電話があり、
ブログを見て牡蠣のオイル漬けを知りました。送ってくださいとのこと!!
うれしぃ!
お店にいらっしゃるお客さんからは
“ここはなんて気持ちがいいの”
”あなたの生きざまがこの店には見えてくる、なんてセンスのいい店なんだ!”
“あんたの笑顔が俺たち近所のモンの喜びやけんね”
はじめていらっしゃる方達やご近所さんから
今日はいったいどうなっているんだろう?
と、思うくらいのべた褒めのされよう…
(こんなことなら、今回の選挙に出てたら、私、当選してたかも…何ぞと思ってしまう(笑))
おもいっきり充実した日曜日を終え
携帯を見ると母からのメール
“素敵なバレンタインを過ごしてますか?”
さて、どんな返辞を書いたでしょう?
みなさまのご想像にお任せします。
2010-02-09
miracle apple
先日、Whiteさんから渡された一冊の本。
ほんの巻頭だけ読んで、“これ私のオッサン番ですねぇ〜読み進めていくのが楽しみです!”
何ぞとお礼とともに告げていたのだが、
いやいや、自分に例えるなんてとんでもない。(いや、こんなふうな人になれたら嬉しいが…)
なんて素晴しい本なんだろう。
久しぶりに私の中で大ヒット!で、読み終わった後に
私のまわりの人、いや糸島市の人、いやいや日本中の人が世界中の人がこの本を読めばいいのに!と思った。
『奇跡のリンゴ』無農薬、無肥料でリンゴを育てている木村秋則さんのお話。
この本の簡単な内容はこんな感じ
http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2006/11/post_35ec.html
この本、かなり最先端だと思います。(もう、出版されてから、かなり年月は経ってしまっているけど)
ただの自然農の話しじゃぁないの。
夢を追いかける男の姿。(その楽しさと重さ)
夢を追いかける主人を見つめる妻の姿。
夢を追いかける父親を見ている子供たちの心。
夢に向かう息子に対する、両親、義父義母のすがた。
気狂いじみた夢を叶えようとする隣人を見ている近所の人の姿。
夢を追いかける間にも家族を守り養わなければならない一家の大黒柱の動き、そしてそのまわりの人たちの気持ち。
宇宙人の好きな人
植物が好きな人
安全なものが食べたい人
子供を甘やかさずに育てたい人
世の中のものの味方
田舎の里山の風景が、どれだけすばらしいか
こんなことに興味のある人はぜひぜひ読んでみてください。
ハワイのホ・オポノポノでも言っているゼロの状態
仏陀の唱える空
シェークスピアが唱える空白
キリストが表現するこころが清い状態
こんな風なフラットの状態になった時に人は、
どこにどう足を進めていけばいいのかが、悟りのようにわかるんだよね。
自分さえうちだけよければいいと思わず、
まわりの人の”ハッピー”を考えだした時に人は自然に”ハッピー”になっていく。
これは自然のサイクル。
ノアの方舟にはみんな乗れるんだよ
そんな気分になれる一冊でした。
偉大な人のお話を紹介してくださった、偉大なWhiteさんに感謝♪
2010-02-05
Elegy
昨夜、エレジーという映画を見た。
歳とった大学教授と親子ほども年の離れた学生コンスエラとの愛の物語。
もう、20年近くにもなろうとしている、イタリアでの生活を思い出した。
品のいい古いつくりの家、
先が見えないほど広い庭、
7つも鍵がある玄関、
でんぐり返しが二回ほどでできそうな大きなバスルーム。
壁じゅうが埋め尽くされた大きな書斎、
ツーシーターの日本のスポーツカー
窓からは手のひらにすっぽり乗っかりそうに小さく見えるフィレンツェの街。
まるで、それは映画の中のようだった。
彼の仕事もこの映画の主人公デヴィットと同じ大学の教授。
私たちは、この映画と同じように親子ほども年が離れたカップルだった。
共通してないのは、お相手の私がぺネロペほどの絶世の美女ではないこと。
この映画を観て、あの頃いつも彼が
“退屈じゃぁないかい?”
と、いつも繰り返し私に尋ねていた意味とか
私がひとりで買い物に行ったり、家でひとりで留守番をしていると
“今日は、どんなことをしたか全部おしえてくれ”
と、執拗に尋ねられていた意味とか
いつもノーブラで露出魔な私の格好を見て、
出かける時にはべつのに着替えてくれとせがまれたり
そんなことの意味が少しわかった気がした。
あの頃は今よりも、まだまだ幼かった自分だったけど
一生懸命、私なりにあの人のこと愛していたよなぁと
懐かしい気持ちになった。
こんな思いにさせる映画もあるのよね。
2010-02-02
北風と太陽
ここ最近、季節がらのせいだろうか、
“北風と太陽”この言葉が頭を離れない。
このイッソプ寓話は私の大好きな話しであり、
私の人生の歩み方のモットーとしているもの。
北風のように、手っ取り早く乱暴に、なおかつ強引に、物事を片付けてしまおうとするよりも、
太陽のように、ゆっくり着実に行なう方が、最終的に大きな効果を得ることができる。
北風のように、冷たく厳しい態度で人を動かそうとしても、かえって人は頑なになるが、
太陽のように、暖かく優しい言葉を掛けたり、態度を示すことによって
初めて人は自分から行動してくれる。
という組織行動学的な視点もうかがえる。
それに、
北風の突風のように、悪いことは突然起きるけど
ニコニコとした太陽のように、良いことはじんわりしか起きない。
いつも、太陽のようでありたいねぇ〜
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