2014-08-28

期待の音


先日図書館で借りた本
先日、「面会謝絶だぁ」を読んで虜になってしまった
原田大六さんの「実在した神話」の表紙をめくると、

”シュリーマンはホメロスの詩から多くの史実を実証した。
 著者はシュリーマンの夢を日本でもう一度再現させようと
 精魂を打ち込んだ。魏志倭人伝の糸島に住みついた。
 そしてついに、掘り当てたのが「平原古墳」である。"




この背表紙を読んだ瞬間に
私の脳裏には、
シュリーマンが探し当てた
二年前に行った
あのトルコのいや、イズミールの嘗て遠い昔
戦場だったアーモンドの花咲く大地や
トロイアの馬が目に浮かび























 ギリシャからアジアまで征服した
アレクサンドロスの棺を見に
わざわざ再度イスタンブールの考古学博物館まで
足を運んだことを思い出した。


この本をパラパラと十数ページめくった所で
怡土国歴史博物館へ
久しぶりに行ってみたくなった。

館を出た後に
なんだか気になるこんもりした山や神社があるので立ち寄ってみる。



なんのことはない、
帰って来てまた原田先生の本のページをめくってみると
立ち寄った小高い山のような古墳も
神社もこの本ではかなり重要な
意味を示すもの。

今までの自分の偏った趣味が
音を立てて繋がりだしていく。
体が震えるような期待の音だ。

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