あれからすでに20年の月日が流れていった。
私にとっては人生の大きなターニングポイントとなった
イタリアでの生活。
いろんな経験をしたけれど、
今日は音楽の話し。
春先にイタリアに渡り、
よく彼の車に乗って
フィレンツエ近郊の町を車でドライブした。
フロントガラスからは
その上にやねがあるかのような緑の木立。
カーステレオからは
この緑の風景によく似合った
美しいクラッシック音楽が流れている。
自然の風景には、クラッシックが一番似合うことを
このときに知った。
その中でも、まるでこの緑の中にとけ込んでいけるかのような
奇麗なピアノの曲があった。
ラクマニノフのピアノ協奏曲第2番。
流れていくピアノの旋律は、
ヨーロッパの風景そのもの。
切ない時間に聴くのがいい。
ラクマニノフと交流があったマーラー、
マーラーと言えば
ヴエニスに死す。
同じ年代のこの三つはいつも私の中で
セットになっている。
どうぞ、よかったら『ヴェニスに死す』『マーラー』
映画見てください。
ラクマニノフ自身が弾いたという
このピアノコンチェルトを聴きながら
ゆったりした土曜日を過ごし、
ヴエネチアで見た夕日を思い出してます。
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