2012-04-28

コンヤからカッパドキアへ

毎日バスは、7:30に出発します。
その前に朝ごはんを食べ、
スーツケースの扉を閉めて部屋の外に置かなければなりません。
なので、どう考えても5時起き。
がんばったよ、私!

4月11日(水)

朝ホテルを出て、バスはコンヤから北東に進みます。
次なる目的地は、カッパドキア。
そのまえに、隊商宿キャラバンサライによる。
私、ここの雰囲気好きだったなぁ。
長いシルクロードの旅でたくさんの荷物を積んだキャラバンが
その荷物や自分たちを守るために、旅の宿としたここ。
分厚い壁のそこここには、当時の道具がごろごろ。
すてきだった。

そして、お昼ご飯の前にはトルコ絨毯の工房へ。
ここの工房で作られている絨毯はヘレケ絨毯。
嘗てのオスマントルコ宮廷御用達のシルク絨毯の最高級品。
床に敷くと、見る角度で色が違って見えます。
この絨毯をトルコの女性はお嫁入りのときに
相手の親と自分の親と、これからの家庭のために三枚織るのだそうです。
何ヶ月も何ヶ月もかけて…
そりゃいい値段になるわ。

そしてついに着いたカッパドキア。
想像を遥かに超えた
莫大な、まるで月世界に降り立ったようなその光景に
しばしポカンの私。
感激しました。

カッパドキアでは昼食に素焼きの壷のような物の中で作られた
肉と野菜の煮込み料理をいただきました。



 お昼ご飯をいただいた展望台付きのレストランの近くで
レースの小物を売っていた現地のおばちゃん。
かわいい
 お昼ご飯の後は、
イズニックタイルの工房へ。
タイルの美しいトルコブルーはトルコ石を粉砕して水晶とともに
1200度で焼き上げたもの。
16世紀頃の寺院の壁にも
このイズニックタイルがあちこちに張り巡らされています。
ここは日本でいえば有田の柿右衛門さんの窯元ってとこなのかな。
あまりに細かい絵付けに、見ていたら目がチカチカしてきました。
陶器屋さんで、目が疲れて
ちょっとぐったりしていたのですが
トルコアイスがおいしい、川沿いのすてきなカフェで一服したら
ほっと和みました。
旅の途中のお茶を飲めるところって重要ね。
カフェのすぐそばにたくさんのチューリップが咲いてました。
ここのは背が低くってかわいい。
そうそう、チューリップはトルコの国花です。
その昔、トルコがオランダにチューリップをプレゼントして
オランダにチューリップが普及したんだって。
すごいぞトルコ!


夕方カッパドキアの拠点
ダブルツリーハイヒルトンアバノスホテルに着きました。
今回のホテルで一番グレードが高いホテルです。
と、バスの中で添乗員さんが教えてくれた。
今日までも まぁまあだったんだけどなぁ
と思っていたら、
夕食のレベルが違う!
粋に盛りつけられた数々の食材を
歓声を上げながらお皿にとり
ご満悦の私。
えぇ、もちろん自分がとった物はすべて間食しました〜
おいしかった。



さぁ、明日の朝は
5:30にロビーに集合で、カッパドキア気球体験ツアーです。
興奮気味ですが、さっさと寝ました。
が、なぜか2:30に目が覚めた私。
いえ、もちろん5:20にはロビーへ行きましたよ。

2012-04-24

パムカッレ&コンヤ

あぁまた、目が覚めた。ただいま深夜二時。
電気つけたら目が覚めるかなとおもって、一時我慢したけど
やっぱり目が冴えてきた。
なので書きます。

4月10日 すこし山間にはいってきたので肌寒いです
トルコのカタツムリを見つけました。
先がとんがっているよ。



温泉街のパムカッレは結構いろんな国の人が集まってきている。
どこから来たの?
と、ホテルのロビーで品のいいおばあちゃんに話しかけられ
日本からですよ
と、答えると
私たちはいずミールからよ。
と、いいなぁ あんなすてきな町でいつも暮らしているんだ…

この日の午前中は、
昨日下から眺めたヒエラポリスへ。
石灰棚のてっぺんのお湯が湧き出ているところで
足湯をお楽しみくださいと、ガイドさん。
寒いって〜

石灰棚の周りには古代の遺跡がごろごろしてて
その周りには、春を告げる野の草花がいっぱい。
休憩ができる公園には水につかった遺跡があり
そこの水も温泉で、一人だけどこかの国のおじさんが
魔法にかかった鯉のようにその温泉プールで泳いでた。
そこはクレオパトラも浸かったとか。
あのおじさん、クレオパトラに会えたかしら?



お昼ご飯の前によったドライブイン。
ここはバラの産地でバラのエッセンスをつかったグッズがたくさんな並んでた。
そしてここでいただいた 
”は〜ちみ〜つ ヨ〜グルト〜” (こんな言い方 もちろんん日本語)
店先でお兄ちゃんが大声張り上げながらよそっては出し、よそっては出ししてくれる。
これがうまい!!
きっと世界中のここでしか食べられないであろうこの味は
素焼きの壷でしっかり熟成された濃厚なまるで生クリームのようなヨーグルト。
これに松の蜂蜜と芥子の実をかけていただく。
ちなみにヨーグルトを初めて作ったのはブルガリアではなくトルコだそう。

そして、お昼ご飯のトルコ風ピザ。
私、これ好きだった。
トルコの料理はどれも日本人に合っている気がする。
なんか、あっさりなのかな。
野菜もたっぷりだし。
えぇ、昼からビールですよ。
ここぞとばかり一週間飲みまくりました。
トルコのビール、エフェス これもおいしかった。




さてさて、お昼ご飯の後
バスは東へ向かいます。
目指すは今夜の町、ちがうってコンヤのまち。
まわるまわるメブラーナ教団
その教えはこんな感じ

人助けや奉仕の心は、惜しむことなく、流れる川のように・・

情け深さと優しさは、太陽のように・・

他人の落ち度や秘密には、夜のように・・

苛立ちや怒りには、死人のように・・

慎み深さは、大地のように・・・

寛大な心は、海のように・・

自分らしく生きるか、さもなければ、外見通りの人間になりなさい。





 ぐるぐる回るのは、
アボリジニもチベット体操もなのよね。
回ると宇宙とつながるし、
若返るのよね。
なので、実は私も5年くらい前から
呪文を唱えながら毎朝回ってます。(笑)

 メブラーナ博物館の中にある、モスクの中に入るのには
土足は厳禁なのでこんな靴カバーをはかせられます。
日本だと、靴脱いで靴袋渡しそうだけどね。(発想が違う…)
やっとトルコに着いて、タイルが張り巡らされたモスクの中をのぞけた。
中は幻想的で
世界中どこへ行ってもそうなんだろうけど
祈りの力ってすごいよね。
人が建てたもなのに、それ以上の力が発される場所になるっていうか、
ただならない力を感じる。
この祈りの町は、その力でとても豊かでした。
ほら、ホテルの窓から見える景色もこんなに近代的。

2012-04-21

”エフェソス”へ

アイワルクの町の深夜には雷が鳴って大雨が降った。
時々その音で目が覚め、
朝起きれるのか?の緊張で何度も目が覚めた。
5時起床。 じゃないと間に合わない気がする…
(なんせもうウン十年も集団行動なんてやったことのない私…
 果たしてついていけるのか?)

ホテルをでる頃には、ほころびだした空。
青空がバスの窓から広がっていく。
わくわくの待ち遠しいエフェソス。

と、その前に皮屋さんに連れて行かれる。
いきなり始まる店主の饒舌トーク&おもろいフアッションショー。
そして、買い物フロアーに通されると
一人に一人というぐらい湧き出てくる販売員のおにいちゃんおねえちゃん。
これか!
物はいいものでした。
しかし私には手がでません。だってどれも一着10万円以上するんだもん。
ただひたすら時間が経つのを待ちました。

さ、お昼ご飯です。
かわいいレストランでチョプシンというケバブをいただきました。
しょっぱいヨーグルトドリンク、あれ?なんて名前だったっけカナぁ
これ、お肉とよくあいました。
何ともゆったりした郊外型レストランでした。
糸島の大きいと思っているレストランなんて小指の先ほどの大きさです。






 そして、ついた〜
エフェソス!!!
すばらしい青空のもと、神話の世界へタイムトリップです。
 こちらが今回の現地ガイドのユスフさん。
トルコの言い方でユスフはヨゼフ、ほぉマリアの旦那か…
何とも気が利き、話は楽しく日本語はぺらぺら、
歴史に関しては世界レベルでいくと日本人がたじたじなくらい
イカすおっさんだ!
と思ったら、私の両手をあわせても足りないくらいの年下でした。(笑)


この通りの右側が古代の図書館。
左側が売春宿。
さばけてるねぇ〜昔の人は…
ここらへんで、足の大きさを調べる石形があって、
その石形より足が小さいとまだ子供と見なされ売春宿には入れない。
そこでであったヨーロッパの女の子が
『じゃ、この大きさの足に見合わない”コ”は右に行って勉強しろってことね!』
といってた。おぉ、ナイス解釈!




 トルコの猫や犬はニャンともワンとも言いません。おとなしく人懐っこいのです。
生まれたときに、なんらかの薬でもうたれているのか?と聞きたくなるくらい。
国民性なのでしょうかね。
至る所でシェパードクラスの大きな犬がのた〜っとしてて
近寄っても全然怖くなく、すぐにおなかを見せるの。





エフェソスを後にパムカッレへ
えぇ、強行軍ですよ。
連れて行かれるまま、必死でついていきました。
私の後ろに見えているのは雪山ではなく石灰岩です。
 バスの窓から見える風景は、
地平線がちらちら見える広大な大地。

 夕食はいつもこんな感じ。
ごはんを食べた後、水着を着て温泉に入りました。(変な気分、脱ぎたかった…)
脱衣所が男女兼用。わからん…

 温泉で、この後バーでベリーダンスがあるよ!
との情報を同じツアーの方から教えてもらい行ってみる。
笑った。
え?だって、どうもここはトルコの温泉街らしく、ノリがそうなのよ。
世界中のおっちゃんたちがこのおねえちゃんにかりだされて
一緒にベリーダンスするのよ〜
笑うしかないでしょう!!

2012-04-19

ISTANBUL着


シンガポール01:50発
イスタンブール07:45着


4月8日(日)

グダグダに疲れたシンガポールでのトランジットを終え、
朝、イスタンブールの空港に到着。

着いた先で現地スタッフに、『H田さんですか?』と聞かれる。
これから先、いくとこいくとこで添乗員に間違えられた私。
そう、今回の旅は格安のトルコツアー、ガイド付き。
ツアーって、一番大事なのが協調性。
一番苦手なこの協調性とやらを守るために嘗てない努力をする旅となりました。
私にとってはいい修行だった…(苦笑)

さて、ついてそうそう『到着〜!』
なんて感慨に浸るまもなくバスに乗せられる。

イスタンブールを後にマルマラ海を左に眺め、バスは走る走る。

ダータネス海峡をフェリーで渡りヨーロッパ側からアジア側へ。
行く先は、IZUMRイズミル…あこがれの場所 イズミル王子〜!


日本の倍の面積を持つトルコの宏大な大地には、
白い花をつけたアーモンドの木が点在し
私たちがやってきたことを歓迎しているかのよう。

ホメロスの『イーリアス』に書かれた
『トロイ戦争』の舞台として有名な、トロイ遺跡へ。
行く前に映画見ておいてよかった。
イメージがつく。
こんな木馬なんかでよくぞ城壁を突破できたもんだ…
この広い広い大地でトロイ戦争があったんだって。



 すごいよ、ツアーって。分刻み。
『ハイでは今から、15分後にバスに集合〜』
もう、軍隊に入ったような気分だった。(いや、私にとってはね 笑)

日本を発ってから丸二日、
やっとベッドで寝ることができる。
泊まった先は、エーゲ海の小さなリゾート地アイワルク。
ホテルからの眺めはこんなだった。
この日の夕食のことが全く頭にない。
相当疲れてたんだろうな。
そして翌日からの五時起き。
だって、遅れたらだめなんだもん。
人に迷惑かけたらいけないんだもん。
ぐっすり眠りたいけど、緊張して何回も目が覚めた…

いいぇ、旅は楽しまなくては!
ええ、楽しみましたとも!


2012-04-18

旅の始まり

旅の始まりは、シンガポールから。
まだ、どんな人と一緒に旅をするのかもわからないまま
トランジットでよったシンガポールでの満月の夜。
そう、見えているのはマリナベイサンズ。
なんか、宇宙的だね。


この旅が、どんな思いを私にもたらしてくれるのか
想像もついていないとき。
ひとつひとつ、丁寧に振り返りたいなぁ
ちょっと時間がかかるかもしれないけど
ボチボチ書いていくよ。