
先日、新聞にジョルジオ・アルマーニの特集がしてあり、
ふとある人の話を思い出した。
ある人とは、大好きなコモさんがおしえてくれた、ハマさん(だったと思う)という方のお話。
ハマさんは、まだそんなにインポートのお洋服が定着していなかった頃に
お洋服のお仕事をしていた方。
20万円以上する革のコートを自分がいない時に部下が売ってしまっていて
買った人が自分のおめがねにかなっていない人だったら、
売った商品を取り返しにいってしまうような人。
おしゃれに関して筋金入りの人だったらしい。
このハマさん髪型は
ケンさんに憧れていたらしく角刈り。
ある日、パリの街を歩いていたハマさん、
一人のフランス人に話しかけられる、
“君のその髪型かっこいいな、ボクもまねしてもいいかね”
”いいけど”
“君の名前は?”
”ハマ、で、おまえのなまえは?”
”ボクの名前は、ジャン・ポール・ゴルチェだ”
この頃から彼の髪型はあの金髪の角刈りになったらしい。
ある日ハマさんはNYの街をウインドショッピングしていた。
ウインドウの中で、あ〜でもない、コ〜でもないと動いている男性がいる。
ディスプレイに気になるところがあったので
ハマさんはその右往左往している男性に
アドバイスをする。
”こっちのシャツよりあっちのシャツをこう組み合わせたほうが…”
“おぉ、それはいいアイディアだ。
ありがとうで、君の名はなんて言うんだい”
”ボクは、ハマ。でオタクの名は?”
”わたしは、ジョルジオ・アルマーニと申します。”
こんな人だそうですハマさんって。
この話を楽しくコモさんからしてもらったのが懐かしいです。
私は信じてますこの話を。笑