2008-04-17

あ・うん


久しぶりに暗いうちに早起き。
やったぁ〜と思って布団から出て、時計を見ると午前一時過ぎ。
ちがう。 早起きにしては早すぎる。

ここでまた、お酒飲むと明日に響きそうだし、呑みたくないし。
ものすごく久しぶりにポチッとテレビのスイッチを入れてみた。

こんな深夜に民放のチャンネルだけは見てはいけない。
NHKか教育チャンネルに限る。

すごく懐かしい映像が、画面に見える。
向田邦子のドラマの特集番組。
それも、『あ・うん』
このドラマは、私が小学校低学年の頃にながれていた。
なのにものすごく鮮明に憶えている。
濡れ場なんてちっともないのに、ものすごくエッチな気がしてみていたもんだ。
究極の純愛ドラマ。
三人の男と女がおりなす、戦前の大人の愛のドラマ。
岸本加世子が子供役で初々しくって可愛い。

三人の主人公が、旅館で炬燵に入っているシーンが忘れられなかった。
テレビで女主人公たえさん役だった女優さんもそのシーンが忘れられないと語っていた。
心にしみるシーンって大人も子供も変わんないのねぇ〜と思った。

向田邦子さんの作ったドラマって本当に随所が凝ってて
今になっても忘れられないものがいっぱい。
俳優さんも個性的な方がたくさん登場するし。
テレビなのに映画のような凝り方だったし。

深夜ふと目が覚めて、
久しぶりに見たテレビから
思いがけないプレゼントをもらった気がした。

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