2008-04-07

ちいさなころ


先日、母が一輪のチューリップの植木鉢をおみやげにもってきてくれて
ふと、自分が小さな時のことを思い出した。

わたしは一年と10ヶ月離れた双子の弟がいる。
要は年子。
今でも母が涙ながらに話す。笑ってね。
毎日70枚のおむつ洗い。
お天気になることが日々うれしかったと。
洗ったおむつをたたむなんて暇はなかったと。

そんな状況下で,わたしは二歳十ヶ月から幼稚園に通わせられる。
保育園に入れたかったけど、二人の乳飲み子抱えて車が当時なかった我が家には送り迎えは不可能だった。
一人でノコノコ幼稚園まで歩いていってた。
バッテンがけで幼稚園バックの中にお弁当入れて反対側に水筒ひっかけて。
ものすごく長い道のりだった気がする。
今、見てみるとそうでもないんだけどね。
時々、野良犬が怖くってお家に戻ってきたりしてたなぁ〜

うちのお店にその年頃のお子さんが来ると母はなんて大胆なことをしたんだろうと思う。

時々、母がどこかに用事がある時には
幼稚園にそのまま居残りさせてもらってた。

ある時、お遊戯会が近づいてて、
先生がおやゆび姫の役をわたしにくれた。
蓮の池でボートをこぐ練習を一生懸命したんだけど、
実はそれは居残りの時にどうもまんまと先生に一杯食わされていたような気がする。
その後あったお遊戯会では,白雪姫をすることになり
わたしはいてもいなくてもいいような妖精の役だった… シュン…

たった一輪のチューリップで
遥かむかしの甘酸っぱい思い出に触れた。

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