2010-06-12

きのね


先日、魔女仲間のKM子さんがやってきた。

今年の大河ドラマはことの外おもしろくって
それならやっぱりと思い、司馬遼太郎さんの”竜馬がゆく”を今読んでいる。
と、私が言うと
“私は最近『きのね』って本を読んだんだけど、もう、これがおもしろいのよ〜
歌舞伎の役者の家に奉公にあがった女性の話しなんだけどね、
ひとりの役者のためにずっと身を捧げ、
そのうちにその役者は、彼女がいないと着物の用意もできず、
生活もままならない。
そんな中で彼女はその役者の子供を妊るんだけど、
なんとひとりでトイレで生んでしまうのよ。
すごいよ〜”
と、力説のKM子さん。

”竜馬がゆく”の続きを読もうと(全8巻なのね)
BOOK OFFにいくと、先日は全巻あったはずなのにない!
これはどうしたもんだと、
竜馬がゆくはいったん置いておくことにし
”きのね”を手にする。

帰ってきて読み始めたんだけど
ま〜、これがおもしろい。
母が日舞をしているせいもあるだろうけど
多少の想像がつく。
そしてこの主人公の生きざま。
学ぶところ多しです。
ひとが日々の生活の中で悩んだり
ひとに相談できなかったり
落ち込んだり
そんな時にどうやって心が回復していくのか。
どんなひとの言葉で、心が癒されるのか。
それを物語を通して垣間みれた気がします。

やっぱり読書は楽しい。
写真は先日久しぶりに見た海に落ちる夕日。
さ来週の夏至の日には、夫婦岩のまん中にこの夕日が落ちます。

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