2006-12-06

さばける女


20歳で東京へ行って、バイトして何となく生活してて、母親からやっぱり学校出てたほうが得じゃないっていわれ、美術系の学校を卒業して学校の先生のご主人がやってるデザイン事務所に就職した。場所は代々木。そこで私は真澄ちゃんと出会った。一見、ボーッとしてクラスで仲間はずれにされそうなタイプ。しかし彼女はとびきりセンスがよく、すごく仕事がさばけた。それまで仕事ができる女性と言えばハイヒールカツカツいわせてピタットした服を着ているものだというう私の固定観念を見事に打ち砕いてくれた。話してみると、映画や音楽の趣味もとても合い一緒にいるのが楽しかった。彼女が土曜日は会社に来なくていいよって言うのでその通りにして社長から叱られボーナスがないこともあった。彼女が通っていたから私もフランス語を習いに行った。そのうち彼女はフリーで仕事を始めるようになり、もちろん私も彼女の仕事が手伝えるように会社を辞めた。そうこうしているうちに月日は流れ、私はイタリアへ。帰ってきてみると真澄ちゃんはパリに住んでいた。いまもフランスに住んでいる。フランス人と結婚して子供もいる。また会いたいな。今は日本語ぺらぺらのご主人と翻訳の仕事をしているみたい。写真は彼女がパリにいるときに尋ねて行って南フランスを旅した時のもの。ボディコンよー

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