2009-09-04

好きなもの


彼は小さな頃から体が不自由だった。
リューマチで
彼が産まれたその頃に二人の兄姉を失った両親は
ただただ、彼が生きながらえてくれることをのぞんだ。

痛い体のまま育っていく彼に
人間の友だちはいなく
彼の友だちは
おじいちゃんのところで暖かく迎えてくれる
草木やそのまわりの虫たちだった。
大切で大事な友だちをずっと見続けることにより
彼の観察眼は
どんどん優れたものになっていった。

そんな彼が残していったスピリッツを
今でも築き上げようと
情熱を傾けている男性が
スペインから帰国した。

帰国したその日に脳科学者の池谷裕二氏との語らい
二人はかなりの同感を憶える。

その中の一節
人は長く見ているものに対して
いわゆる”愛”を憶える
長く接しているのだから
嫌いな訳は無い
そう思い込むらしい。

これは植物や虫が好きだった彼にも
相通ずるものがある。
だって、幸せな少年期の大切な友だちだったから。

人は幸せになる為に動く
それは、家庭を持つことであったり
恋愛であったり



本当の幸せとは?
と彼は問う

彼が作り出すものは
まわりの人が幸せになる為に作られていったもの

彼が思う本当の幸せは
人の中に自分がいかにして生きるか
というもの


そんな彼の心は、
今でも数々の職人に託され
数々の人の心を幸せにしている


彼、アントニオ・ガウディといまだに対話しながら
彫刻を続けている
外尾さんの話を聞いた今日だった。

20年前に行ったサグラダファミリァは
どんなに成長しているんだろう

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