2007-02-10

消えたマコ


やっぱりサヨコと遊ぶのはとびきり楽しい。同じ釜の飯を食ったせいもあるだろうが、どれだけ離れていてもどれだけ長く会っていなくても、話は泉のようにわき出し止まらない。そしていつだって飲み過ぎて大笑い。この前も呑んでこの話思い出した。東京にもだいぶなれて、サヨコには妹のアヤちゃんが私には弟のミノウとマコトがそれぞれ上京してきた頃。週末となればみんなで、大好きな西麻布にくり出していた。いたるところにクラブがあるその街。行きつけは328だった。ある日ぐてんぐてんに酔っぱらった私は記念撮影しま〜すと、張り切って丸椅子に腰掛けみんなにカメラを向けた。ポーズをとるみんな。その瞬間”あっ、マコが消えた!”みんなの視界からわたしは消えてしまったのです。何の事はない、椅子ごと後ろにヒックリコケていたのでした。ハハハ… 宴もたけなわ、みんなで一台のフローリアンに乗ってわが街巣鴨に戻りました。駐車場に付くととりあえず別れも惜しくそれぞれ煙草すったり缶コーヒー飲んだり。では、わたしもと車止めに座って一服しようと腰をかけました。その瞬間、またもや”あっマコが消えた!” たすけて〜車止めに見えたそれは大きな溝でした。座るつもりで勢いよくお尻からその溝に突っ込んだわたしでした。あぁ、一晩で二度もみんなの前から消えたわたしでした。

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